ABOUT仙台スタートアップエコシステムとは
起業や新たな事業などの「スタートアップ」は、経済成長を実現し、大きな雇用創出効果をもたらすとともに、暮らしの中に新たな価値を創造するものであり、日本の再興には不可欠なものです。日本再興への期待が高まりつつある今、スタートアップ都市づくりに先進的に取り組む自治体が地域の個性を生かしたロールモデルとなり、経済関係団体とも連携し、日本全体をチャレンジが評価される国に変えていくことを目指して協議会を設立しました。
協議会の設立経緯
仙台市では、地域経済をけん引するロールモデルとなる起業家の輩出や社会課題に対して持続可能な解決に挑戦する社会起業家の育成など、起業支援施策の充実に取組んでいます。これまでの取組みの結果、仙台市の新規開業率は福岡市に次いで全国でも第2位となるなど、数多くの起業家や支援者が連携し、多くの事業が地域に生まれつつあります。他方で、より成長志向の強いスタートアップ企業の創出・成長をさらに後押しするスタートアップ・エコシステムの構築が課題となってきています。このような状況を踏まえ、仙台市にスタートアップ・エコシステムの形成を推進することを目指し、本協議会を設立いたしました。
協議会の活動目的
本協議会の活動目的は、国内外のスタートアップ企業、支援者等先進地域のキーパーソンと地域のスタートアップ企業や支援者等が意見交換を行い、地域に不足する要素を明確化した上で、「仙台スタートアップ戦略」を策定することで、産官学金の連携体制をさらに強化し、スタートアップ企業及び成長意欲の高い中小企業に対する支援体制の充実を図り、仙台・東北におけるスタートアップ・エコシステムの環境整備を加速させることを目的としています。
GOAL
仙台・東北から世界を変える「スタートアップ」が生まれ、世界中からソーシャルイノベーターが集う都市へ
「SENDAI：Capital of Social Innovation」
協議会の活動理念
新しい価値を持続的に産み出すスタートアップﾟ･エコシステムを産官学金労言で構築し、挑戦する人々と伴走して、仙台・東北における地域課題の解決と地域経済の活性化を実現する。
①大学発の革新的技術・アイデアによる創業、②革新的ビジネスモデルによる創業並びにビジネスモデルの変革を伴う第二創業を主な対象として、新しい価値を持続的に産み出すスタートアップ・エコシステムを「産学金労言」で構築して取り組みます。
協議会の活動方針
仙台の強み・特徴(「仙台らしさ」)を活かしつつ、社会的・経済的インパクトの創出に挑戦し続ける法人・個人を支援する。
- 社会的インパクト：仙台東北における地域課題の解決
- 経済的インパクト：仙台東北における地域経済の活性化
「仙台らしさ」を踏まえた「スタートアップ」重点施策
① 優良なニーズ・シーズを開花させる産学連携手法の実技及び産業を形成しうる技術の実装・産業化
② ソーシャルスタートアップの認定制度
③ 第二創業に特化したイベントの実施及び支援体制の整備
④ スタートアップから選ばれる都市となるための環境整備、情報発信
⑤ ギャップファンド等の地域内スタートアップ促進のためのファイナンス⼿法の開発と強化
※仙台らしさとは
- 挑戦を続ける新たな杜の都”The Greenest City”SENDAI
- 次世代放射光施設によるリサーチコンプレックス形成促進
- スタートアップ・ユニバーシティ宣言に基づくスタートアップ創出と起業家人材育成加速
- 大学が有する豊富な研究・技術シーズ
- 東日本大震災の経験を背景にした社会貢献意識の高まり
- 課題先行地域と言われている東北の中心都市
これまでの活動
これまでの勉強会
当協議会では、他地域と比較し、本スタートアップ・エコシステムの発展に必要な事項として考えられる支援メニューの整備に資する情報の獲得や、他地域のスタートアップ支援に関わるキーパーソンとの関係構築を目的として、週1回程度のペースで講師をお招きし勉強会（講義・質疑応答）を開催しています。この勉強会で得た知見も活かしながら、仙台市のスタートアップ・エコシステム形成のための戦略策定を行って参ります。
- バイオ戦略、バイオ・コミュニティ施策、東北大学のバイオ関連の取り組み
- 仙台から発信する防災活動の最新状況、仙台市の防災関連の取り組み
- ソーシャルイノベーション
- スタートアップ支援のフェーズイメージ
- 第二創業を踏まえた企業連携、スタートアップ連携
- 産学連携活動拠点としての東北大学情報知能システム研究センター（IIS）の活動について
- ソーシャルスタートアップ認定制度
各活動資料
LINK:
1）拠点形成計画（仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会）.pdf
LINK:
2）スタートアップ・エコシステム拠点都市内閣府報告会資料.pdf
LINK:
3-1）_仙台スタートアップ戦略（骨子版）.pdf
J-Startup TOHOKU
経済産業省では、世界で戦い、勝てるスタートアップ企業を生み出し、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供することを目的に、2018年6月に「J-Startupプログラム」をスタートしました。
このプログラムの地方展開として、2020年7月、仙台市及び東北経済産業局が中心となり「J-Startup TOHOKU」を立ち上げました。今後、東北が一体となったスタートアップ・エコシステムを作り上げていきます。
